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昭和からの伝統を引継ぐ事業の整理収納

半世紀に渡り、コツコツと営んでいる自業所様 を春から継続して片づけサポートしております。

 

大工道具の修理や研磨などを主に営んでいて、今の店主は2代目。

 

店舗には、大工道具の鋸、ドリル、ビス等の商品がたくさん置いてあります。

40年前には売れていた商品が、ホームセンターの出現で徐々に売れなくなり、

今ではすっかり埃をかぶってしまっていました。

 

売れないのなら どうにかしなければならない・・・けれど 先代から受け継いだ歴史ある仕事道具や商品は、簡単に手放せない。

 

先延ばしにしているうちに随分と時間が経ってしまったようです。

 

私がサポートに入るのにあたって、店頭の商品をどうするのか話し合いました。

『今、店にあっても売れないですよね』

『引き取ってくれるところがあるならばそれでも・・・』と言いつつ店主は歯切れの悪い感じ。

『この機会に思い切って手放せば?』と奥様。

 

念の為、工具専門の買い取り業者に相談したところ、電動工具の買い取りが主だが鋸なども新品ならまとめて買い取ってくれるということでした。

 そのことをご主人にお伝えしましたが、

『やっぱり売れない・・・』

簡単に踏ん切りがつかないのは当然でしょう。

 

私は「整理収納」→ 「捨てれば解決」ではないと思っています。

 

確かに物をたくさん減らすことは、快適になる為の近道になるかもしれません。

 ですが、人それぞれの価値観があり、生き方や歴史があり、それを尊重しつつ、ご自身で納得して片づけていく事が大事だと思っております。

 

その結果、商品を手放せなさい方向で片づけていく事になりました。

 

けれども、商品を棚から全部出して一つ一つ丁寧にモノと向き合っていくと、不思議と『手放すモノ』が見えてきました。

基本は『残す』と 決めましたが 結果は『手放すモノ』も結構ありました。

 

そして残す物を丁寧に埃をとり、綺麗にして収めて行くと商品はキラキラと生き返ってきました。

 

通い始めて3度目の日、ご主人が忙しそうにしていたので理由をお聞きしたところ

『なぜか 一年分の仕事が一気に入って来て、急に忙しくなった』との嬉しい悲鳴。

 

整理収納すると、良いことが舞い込んできます。