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長年愛用してきた物が運命の出会いで復活

《 暮らしもこころも整える 》くらこことっと 久保かをるです。

 

より良い暮らしを求めて、身の回りの整理を進めていますが「毎日1個 捨てがたいものを手放す」という事を続けています。

そういう中で、偶然なのか、運命なのか、丁度良いタイミングで おこる出会いがあります。

 

19年前、主人と出会い、仮住まいとして賃貸住宅での新婚生活をスタートしました。

 

ダイニングテーブルセットを購入したかったのですが、その後のビジョンが決まっていなかったので、考えた末、折り畳み式のガーデンテーブルと椅子を購入しました。

 

「これだったら、新築した広いバルコニーで使えるかもしれないし(妄想)、大好きなアウトドアでも使えるかも」という目論見がありました。

約7年間、我が家のメインテーブルとして使用し、色が褪せたら塗料を塗りなおし、ガタついたら DIYで直し、椅子の布地も古くなったので、専門業者を見つけて新しいものに作り替えました。

 

大好きな家具だったので、手を加えては 愛用してきました。

 

その後、一戸建ての住宅に引っ越しましたが、夢だった広いバルコニーはなく、 ほとんど使用することが無くなっていました。

 

でも、私の中では「いつか使うかも。いや、絶対に使うんだ。」と思いながら早10年以上。いつしか「毎日1個 捨てがたいものを手放す」物の候補に入っていました。

 

そして、運命の出会いは突然やってきました。

 

今年の11月にグランドオープンした、前橋市住吉町にある MOO  CAFE の 青柳さんと、プレオープン前の店舗で打ち合わせをすることになった日の朝、なぜか「ついでに、この家具たちをリサイクルショップに持っていこう」と急に思い付きました。

 

家具を車に積んでいき、カフェで打ち合わせをした後、話の流れで もしかして・・・と、青柳さんに家具の事を伝えて、見せたら「欲しい!」と。

 

 

とんとん拍子で、最高の嫁ぎ先が決まりました。

 

「使ってない物は早く手放しましょう」などと、講座や現場で言い続けている私ですが、やっぱり何か強い思いがあったり、好きだったりすると、なかなか手放せない物はあります。

でも、家の片隅で使われずに置かれている物は、いくら愛されていても、本来の力を発揮できてないので、可哀そうです。

 

こんなとき、映画の「トイ・ストーリー3」を思い出します。

 

主人公のアンディは、大人になり、大好きな玩具で遊ばなくなります。当然です。

でも、愛情があるので手放せない、玩具たちもアンディが大好きなので 離れたくない。

しかし、玩具は遊ぶためにあるので、本来の力を発揮できないなことに不満を持ちます。

 

ある誤解から、玩具たちはアンディに捨てられると勘違いし、家から飛び出します。

それから、様々な冒険をして、結局家に戻ってこれたのですが、アンディも玩具たちの事を思い、屋根裏部屋にしまい込むのではなく、玩具を今必要としている4歳のボニーという少女の所に持っていくのです。

 

そして、アンディはボニーに、自分の宝物である玩具たちを一つ一つ紹介しながら一緒に遊び、感謝と別れを告げて 去っていくのです。

 

少し、悲しいのですが、物にとっては、本来、力を発揮する場所に行けるのが一番です。

 

我が家のテーブルは、なんとMOO CAFEのメインテーブルに生まれ変わりました。

 

入口、入っての一番目立つポジションに置かれ

 

MOO  CAFE の 看板商品「焼きまんじゅうマフィン」をのせて、誇らしげにしてます。

 

 

椅子たちも、入口で「いらっしゃいませー」と言わんばかりに、お客様を迎え入れているように、私には見えます。

 

この間まで、我が家で眠らせていた、家具がこんなに活躍しているなんて、、、と涙が出そうです。

青柳さんには、この奇跡的な出会いに感謝してます。

 

MOO CAFE の 「焼きまんじゅうマフィン」は、絶品です。

2019年の「美味しいまえばし再発見!おみやげコンテスト」でグランプリ受賞している、凄いお菓子です。

 気になったら、是非、行ってみてください。

 

ついでに、 嫁がせた我が家の家具を見てやってください。堂々としてると思います。

 

Reuse (リユース) ‥‥ 再利用、再使用、物を大切に使う

 

あなたのお宅の眠っている物も廃棄するだけでなく、力を発揮できる場所に嫁がせましょう。

 

MOO  CAFE

群馬県前橋市住吉町1-13-24 

 

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