当事業所は、経営者様の思い描く未来に向かって、伴走することを行っております。
具体的には、経営者様の思考整理のお手伝いを始め、現状の問題点を見つけ出し、空間・物・心の整理+再構築をくりかえしながら改善のお手伝いをしていきます。
今回、ドーナツのリブランディングのお仕事を頂きましたが、こちらは「物」の整理+再構築にあたります。
既存の焼きドーナツに、差別化された価値をみつけ出し、コンセプトの再構築、ターゲティング、ネーミング、ロゴ、パッケージデザイン等の計画をお手伝いさせて頂きました。
くらこことっとの改善サイクル
1.目的確認
この取り組みは、オーナーである経営者様に目的を確認することから始まりました。
くらこことっとの定番のメソッドとなった思考整理を通して、経営者様の真の目的を引き出していきます。
次に、母体であるグループの理念を念頭に、現場を仕切るマネージャーに、焼きドーナツの歴史や思い、今後の希望などをヒアリングしました。
計画途中で発生したバレンタインギフトの大口受注に対応するために、その時点にある素材で工夫し、出来る限り時間やコストをかけずに、統一感のある即席パッケージセットを纏めました。
2.素材の全部出し
一方で、本筋であるリブランディング計画では、着々と素材集めをしました。
《外的要因》
市場調査:この頃、他業者のドーナツ取り寄せて食べまくりました。毎朝食は焼きドーナツ・・・なんてこともありました。食べ比べていくと、細かい味の違いが分かってきました。
そして、ロゴ、ネーミング、パッケージなどを参考にするため、出来る限り情報を集めました。
また、バレンタイン企画の際に、アンケート用紙を同梱し、簡単な調査を行いました。
《内的要因》
オーナーやマネージャーと会議を繰り返し、内外の環境分析を行ったり、市場機会を分析などをしていきました。
3.分類・整理
集めた素材の中から方向性を見つけ出していきました。ターゲティングやコンセプトの策定から、プロジェクトチームでネーミングを決定してきました。特に、ネーミング関してはアウトソーシングも含めて、30個もの候補から、試行錯誤しながら絞っていきました。
《コンセプト》 喜ばれる手土産
( 贈っても、貰っても嬉しい、笑顔になる焼きドーナツ )
《ネーミング》 わんどーなつ
《ロゴデザイン》 「ドーナツで輪が繋がって幸せになっていく」という思いから、 One の「O」を中心とした、お花ような形で繋がりが輪になっています。女性を意識したシンプルでエレガントポップなデザインになりました。
4. 再構築
パッケージは、手土産用のドーナツの個包装、箱、紙袋を計画しました。
個数のバリエーションの検討、各サイズ、箱の形状等、試行錯誤しながら整えて行きました。
そして、外部デザイナーの力を借り、何度も打合せを重ね、更に、それを基にプロジェクトチーム内で打合せを重ね、作り上げてきました。
5.発 信
発信では、内容を整理するために 初期のリーフレットとチラシを作成し、第一フェーズが終了致しました。
今後は、次のフェーズに上がり、更にブラシュアップされていくことでしょう。
好調なスタート
2023年11月に行われた、全国商工会議所でのイベントで出品し、用意した約100箱は、早々に売れきれになったそうです。携わったものとして、大変嬉しいスタートです。
ロゴマークに込められた「ドーナツの輪で広がっていく」という思いのように、どんどんドーナツの輪で笑顔が広がっていくことを期待しています。