こんにちは、《 暮らしもこころも整える 》整理収納計画 くらこことっと 久保かをるです。
群馬県立ぐんま学園職員研修にて、発達障害の子どもの支援向け片付け講座を担当させて頂きました。
今、発達障害児の割合は6〜10%と言われています。
こちらの学園では80%の子どもがその特性を持っているとのことで、職員研修のご依頼をいただきました。
片付けは、取捨選択、優先順位、法則性、効率化など、社会に出てから必要になって行くことばかりです。
しかし、発達障害者の特性は苦手なことが多く、それによって学業や就労に挫折してしまったり、社会との関りを持つことさえ拒否してしまう事だってあります。
今回は「発達凸凹子どもの片付けのヒント」というテーマでしたが、正直、万人に当てはまる片付けの方法はありません。
もちろん「傾向」はあり、それに対して「対策」もあります。
パズルみたいにカチッと当てはまり、継続できる方法に出会えれば理想的ですが、なかなか難しい事でもあります。
私も仕事柄、さまざまの片付けの現場に行きますが、すべての人に一つのやり方が当てはまるわけではなく、千差万別。決めつけることはやめ、柔軟さを持って対応しないと上手くいかなくなってしまいます。
試行錯誤しながら、最善の道を見つけて行きます。
そして、今まで片付けの講座は女性が大半でしたが、今回は職員研修だった事もあり半分は男性職員の方でした。
「片付け」=「女性 (家事)」だけではなく
「片付け」=「社会で必要なスキル」です。
講座では、男性の職員の方が 、思いのほか興味を持ってくださり、たくさんの質問や感想を頂きました。
終了後も残ってお話に来てくださったのも男性ばかりで、とても新鮮でした。