こんにちは、《 暮らしもこころも整える 》整理収納計画 くらこことっと 久保かをるです。
マンションにお住いのお客様から、整理収納サービスのご依頼を頂きました。
採光も風通しも良い素敵なマンションですが、確かに物が増えすぎてしまっていました。物入れや押入れの中も詰め込み過ぎて機能していません。
一部屋は、納戸として ご使用されていますが洋服でいっぱいです。
新たなライフステージに進むために整理収納は必須でした。
特にマンションのように、限られた空間は、物を溜めこむと身動きが取れなくなってしまいます。
もともと、ご主人が住んでいらっしゃったマンションだったこと、ご主人は多才な方で様々な分野での貴重な物が多く簡単には手放せないと言う事でした。
「物は人生そのもの。捨てるのは無理。」とおっしゃっていたご主人。
まさにその通り 生き方は反映されている拘りの物の数々。
お気持ちは良くわかります。
その反面、飽和状態でこのままでは、家族全員が快適に暮らしてはいけない・・・と十二分に気付いていました。
コンサルはご主人の物の見直しから初めました。
「使っているもの」
「使っていないもの」
「迷うもの」
苦手な人にとって、真剣に物と向き合う作業は とても疲れます。
1時間のタイマーをかけて、こまめに休息をとりながら進めました。
それでも初日はかなり疲れたご様子でした。
「迷うもの」→「迷うくらいなら捨てる」というやり方もあります。
でも私は「迷うなら残しましょう」と申し上げます。
そう申し上げると、 ご主人は「いやいや、よく考えると使わないから必要ない」とご自分で手放すものを選んでいきます。
これはイソップ童話の「北風と太陽」の太陽作戦と呼んでいます。
無理矢理捨てる事を強要すると、かえって頑なになってしまって益々手放すことに躊躇してしまいます。
それよりも、ポカポカと太陽のように寄り添ってサポートすると、
不思議と心を開き、
冷静に物と向き合い、
本当に必要な物、
手放して良い物
が見えてきます。
この方法で、予想以上に手放す物が見えてご主人も奥様もびっくり。
そして、だんだんとスッキリしていく快適さを実感されてきたようです。
時間のご都合もあり、短時間のコンサルを7日間に分けて行いました。
整理収納コンサルは、あくまでもサポートです。
お客様ご自身で快適な住環境を獲得していただくために、後押し や 迷ったときの道しるべ。
くらこことっとの作戦は、他にもいろいろありますが、その方、その状況にあった方法で、今後も最適なサポートを行っていきます。