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靴 20足を手放したら

こんにちは《 暮らしもこころも整える 》整理収納計画 くらこことっと 久保かをるです。

 

あるお宅の整理収納で、奥様の靴を整理しました。

 

奥様は、お洋服も靴もたくさんお持ちです。

 

ご主人は、日頃から奥様の持ち物の多さが気になって仕方がない様子。

住環境を圧迫し始めていて、喧嘩の原因になってしまいます。

 

奥様はご自分の靴が 何足あるかも把握していなくて、考えたくもないようでした。

 

靴は 下足入れには収まらず、箱の中に入れたまま 納戸となっている洋室に積み上げてありました。

 

ご主人は、とても まめな方で奥様の靴の箱に写真を貼って どんな靴が入っているかすぐにわかるようにしてありました。

 

作業開始、まず レジャーシートを広げて、家じゅうにある 奥様の靴をすべて並べて数えてみたら、なんと54足 ありました。

 

同じ種類の色違いの靴も たくさんありました。

 

並べてみると、すでに記憶からなくなっている靴や傷んでしまっている靴が見えてきす。

明らかに必要ない靴を取り除き、

次に履きにくかったり 実際には履く機会のないものを取り除いていくと

残りは34足となりました。

 

住宅事情からすると、これでも多すぎます。

それでも、20足手放すことが出来ました。

 

物は、新しいものでも 長年放置すれば 劣化していきます。

 

私は 20代の頃、テニスを始めようと思い  友人にその話をしたら、

ハワイで購入して一度も履いていないというテニスシューズを 譲り受けました。

 

そのシューズは 新品なのですが、 かなり年数が経っていたようです。

 

テニス教室の初日、準備体操してランニングを始めたら、いきなり靴底がボロボロと剥がれてしまったのです。

 

顔から火が出る思いでした。

 

物にも、消費期限はあります。

腐らないから大丈夫・・・と思いがちですが、鞄や靴は 放置しているだけで劣化してしまいます。

使えるうちに 使うことが 物を大切にするという事なのです。

 

昨年、お亡くなりになった 樹木希林さんが「物の冥利」のお話をされていまいた。

物は、使ってこそ物。 使い切って お役目を果たすことが物の冥利なのではないのでしょうか。

 

奥様も、ご自分の靴の多さを自覚して、次の買い物を控えようと痛感したようです。