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災害時に実感、整理収納の大切さ

整理収納計画くらこことっと  久保です。

 

今回の災害により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます
そして皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心より お祈り申し上げます

 

10月12日㈯ 大型台風の直撃という事で、予定されていた整理収納サポートがキャンセルになり、朝からテレビで報道されている台風情報を見ながら やきもきしていました。

 

なぜなら、我が家は河川の近くで洪水浸水想定区域0.5〜3m未満。

 

この地域は、昭和10年大型台風で川は決壊し、多くの方々が亡くなったそうです。http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2013120900899/

 

そのため、息子の通っていた小学校では、毎年 防災のイベントがあり 防災品の準備や避難所の確認、避難所の様子、ハザードマップでの自宅の区域などは、把握していました。

 

しかし、いざ準備を始めると、災害の状況によって準備するものが違う事や、落ち着ているつもりでも、気持ちに焦りがあると、判断が遅くなることに気づきました。

 

それでも何とか、頭の中を整理して

 

① 避難所に行くときの準備品

② 浸水してしまった時、自宅2階の避難での準備品

 

2つのパターンで、用意をはじめました。

 

まず①、保管していた資料で「準備するもの」と書いてあるものは沢山ありましたが、複雑すぎて見にくいため、ネット検索でシンプルなものを見つけてリスト化し、コピーしたものを家族に配り、それぞれで準備するように伝えました。

 

80歳の同居している義母は、とても賢い方なので紙を見ながらしっかりと準備をしていました。

 

災害が迫って来ると焦ってしまい、準備に時間がかかったりします。

自分の家族にあった、シンプルな リストを事前に作っておく事をおすすめします。

 

そして、誤解しがちなのは

避難所に避難するときには、自分たちの食料や物は自分たちで用意するという事

 

テレビなどで避難所に支援物資が送られている映像などが報じられるので、避難所に行けば、何が食べ物や飲み物が用意されているように勘違いしがちですが、恐らくそれは 長期的な避難の場合や緊急事態の時であって、基本的には自分たちのものは自分たちで用意することが必要です。

 

そして、②のパターン。

防災用品は、準備していましたが、実際に使用する事を想定して見直すと

 

▶ 断水 → 飲み水の準備 〇

▶ 停電 → 灯り、通信機器の為の充電機器、食事をつくる為のガスコンロの準備 〇     

▶下水が使用できない → トイレの水が流せない △

↑ これは、とても困ることに気づきました。

 

すっかり忘れていましたが、幸い防災用品の中に「便や尿を固めて匂いを包む かんたんトイレ袋」がありましたが、一つしかなく 家族4人で1〜2日、間に合うのか?と思い 義母に相談すると、賢い母 「それ、テレビで見たことあるわ」と言ってバケツ、ゴミ袋、新聞紙、消臭剤  を用意していました。

 そして、シュミレーションまでしたようです。素晴らしい。

 

その後、避難勧告が出ましたが、近くの避難所は洪水対応が出来ないので閉鎖されてしまった事と 別の避難所はやや遠く、広範囲の人が集まっても収容できないかもしれない事も考え、我が家は自宅の2階で避難することにしました。

 

幸い、川は決壊することはなく無事でした。

しかし、各地で起こった災害の状況を見ると、とても他人ごとではなく胸が痛みます。

 

そんな中でも、災害時に

「何がどこにどれだけあり、すぐに取り出せる」という整理収納の重要さを実感。

 

また 災害時でプチパニックになったときに

物のエリアの明確化 と ラベリング」がとて有効であることも実感しました。

 

そして、考えたくはありませんが災害ゴミの事。

日常的に使っていたものが、一瞬でゴミになってしまう切なさ。

 

それを思うと、講座でも毎回お伝えしていますが、不要なものはなるべく早く手放し、出来るだけシンプルで必要な物だけで暮らすということの大切さを痛感致しました。

 

今後も異常気象が起こると言われています。

自分の身は自分で守るための準備をしっかりしていきましょう。