《 暮らしもこころも整える 》くらこことっと 代表の 久保かをる です。
私は、スキーが大好きです。
なぜか?と聞かれると、スキーの世界は奥深くて 終わりがないから面白いのです。
それから風を切る爽快感、スピード感 がたまらない。
真っ白い世界でリフトに乗って、ボーっとしている時間も大好きです。
20代前半、就職したのは自分には見合わない都内の大手ゼネコンでした。周りは 優秀な人ばかり。
学歴も、実力もない私は劣等感ばかり感じていました。
バブルの余韻で建設業界は 慌ただしく、仕事は山のようにあり、毎日 終電まで残業。
そのうち、それでも回らなくなり、始発で帰って家にはシャワーを浴びて朝食を食べて、すぐに出勤することもありました。
疲れ果てて、自炊も出来なくなり、食事は3食コンビニになり、図面を描きながら 片手でおにぎりやサンドイッチを食べる毎日。
そんな状態で 良い仕事が出来るわけなく、好きで入った道なのに、身も心もボロボロになっていきました。
20代後半で 限界を感じた私は、真逆な世界に飛び込みたくなりました。
会社を辞めて、長野のスキー場のスキースクールへ飛び込んだのです。毎日毎日、真っ白の世界で 頭ではなく、身体を動かす毎日。
それまでとは全く違う人間関係のなかでの集団生活は決して楽ではなかったのですが、それでも毎日スキーを滑る生活が楽しくて、忘れらなくなりました。
その後も、夏場はアルバイトでお金を貯め、冬場には、スキー場のホテルで居候したり、ペンションでアルバイトをしながら、毎日毎日 スキーを楽しむ生活を3シーズンほど過ごしました。
再就職してからも お給料のほとんどをスキーにつぎ込み、夏場でも 千葉にあった室内スキー場 ザウスに、通うほど、のめりこんでいました。
近くには、私のように スキーに夢中になっている友達はいなくて、一人でスキー場やザウスに行くこともありましたが、そのうちスキーのキャンプで自分と同じように、スキーが大好きな仲間ができ、とても楽しかったのを思い出します。
当時、パーソナルトレーナーの峯嵜秀弘さんのキャンプに参加することが多かったのですが、その関係でスキーグラフィックにも掲載させていただきました。
その後、「スキー」「山」という共通の趣味で 夫に出会い、新婚旅行は、スイスのマッターホルンが楽しめるチェルマットに滞在し、ヨーロッパアルプスを10日間スキー三昧という夢のようなひと時を味わいました。
出産、子育てを経て、今でも家族とスキーを楽しんでいます。
そして、私の現在のライバルは家族。
私よりスキーのキャリアが長い夫と、どんどん上手くなってきた 18歳の息子には 絶対に負けたくないと、メラメラと闘争心を持ちながら楽しんでます。
私のハチャメチャな人生です。