2022年10月より産業能率大学通信課程で、キャリアアップの為に 経営学、マネジメント、社会心理学を学んできました。
そして、卒業研究発表会を最後に、2年半の学びが終了致しました。今まで学んできた道とは違う分野だったので、学ぶことが多く、楽しく、視野が広がったことを感じています。
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1.産業能率大学を決めた理由
2.事業を営みながらの学び
3.何を学んだのか
4.苦しかったこと
5.ゼミナールと卒業研究
6.学びを通して変わったこと
7.論理的思考
8.学びを続けて仕事に活かす
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1. 産業能率大学に決めた理由
ご縁があって大学の存在を知ったのが始まりです。それでもいくつかの学校を探したり、過去に行きたかった大学の体験セミナーにも参加したりして内容を調べました。
そのうえで決断に至った3つのポイントがあります。
①現在の事業内容に沿っていること
②社会で役立つ知識が学べること
③建学の精神に共感したこと
特に、③に関しては、創立者の上野陽一先生が説くマネジメント理論として、
「働く人一人ひとりが自分のもつ力を理解し、その力を十分に発揮できれば、仕事の能率は格段に上がり、その結果、企業や組織が発展していく。」
という文章を読んだ時、とても感動したのを覚えています。それは、くらこことっとの理念である
「ひとり一人の力で社会を豊かに」
に(おこがましいですが) 共鳴したように感じたからです。そんな理由で決断し大学生活が始まりました。
2. 事業を営みながらの学び
基本的にはテキストの自主学習からのレポート提出(ネット&郵送)、オンラインでのスクーリング、そしてネットでの科目習得試験です。科目習得試験の期日に合わせて、自分のペースで計画して進めていけます。私は、集中するために図書館の学習室に度々 通ってました。
オンラインのスクーリングでは、丸1日、オンラインで受講しますが、先生のレクチャーやグループ学習での年代も様々な方々とのやり取りは、とても新鮮で楽しかったです。
3. 何を学んだのか
私は、心理マネジメントコースを選択したので、主に経営に関わる科目と、心理学に関わる科目を習得しました。経営管理論をはじめ、経営戦略論、経営の行動指針、経営の原理原則論、マーケティング論、人材マネジメント論、他、経営に関するものから、心理学の分野では。産業・組織心理学から、ビジネス心理学、学習心理学、認知心理学、教育心理学、発達心理学、社会心理学、他、等です。
4. 苦しかったこと
苦しかった科目は、心理学実験実習 ⅠとⅡ。認定心理士資格取得を目指したため単位取得が必要でした。この科目、学校側のお知らせでも「非常に負担がかかる科目です。」と書いてあるほどです。
事前学習を行ったのち、1ヶ月の間に2回、自由が丘のキャンパスに通学し丸一日対面授業を受けます。
それに絡めて、3本のレポートを提出しなければなりません。今までレポートなど書いたことがない人生だったので、それだけでハードルが上がりますが、更に「心理学のレポートの所作」は、とても複雑で細かく、非常に大変でした。
これをⅠ とⅡと2回受講するのですが、笑っちゃうくらい大変でした。後で気づいたのですが、実は後頭部に大きな円形脱毛症が出来たのもこの頃だったような気がします。
ただ、苦しんだ経験は得る事も多く、最終的には卒業論文を書くのにあたって、大変役に立ちました。
5. ゼミナールと卒業研究
「大学に入ったならゼミに入って仲間をつくることが醍醐味だ」とアドバイスを頂きました。
これこそ未知の世界で、覗いてみたゼミの発表会や卒業研究発表会は、みんなすごい方ばかり。私は、ついていけるのだろうか、、、と不安に思いながらも思い切ってチャレンジしました。
ゼミの先生は数名いらっしゃいますが、その中で、自分にとってどの先生が良いのだろうか合うのだろうか、試行錯誤しました。
決め手になったのは、たくさん読んだ教科書の中で、私にとって一番わかりやすく、一番すんなりと理解できる教科書を書かれた先生に興味を持ち、その先生のスクーリングを受講しお人柄を知って確信しました。
また、ゼミナールを選ぶにあたって大切にしたのは、オンラインで見学した時のゼミの空気感でした。
残念ながらその時の受講生は、私一人でしたので、同期と呼べる仲間は出来ませんでしたが、OG、OBの先輩方が、時々参加してくださり、貴重なご意見をたくさん頂けました。また、先生とマンツーマンで進める事が出来たのも、とてもラッキーな事でした。
結果、卒業研究で発表に至るまで、一つのテーマで1年間を通して、A4の用紙 30頁、25,000字のレポートを仕上げ、卒業研究発表会で発表をさせて頂いたことは、本当に貴重な経験となりました。
当時は、とにかく一生懸命でしたが、振り返るととても楽しくて、終わってしまった今、少し悲しい気持ちです。

6. 学びを通して変わったこと
学びを終えて、自分自身、何が変わったのか考えてみました。
① 視野が広がった
今までと違う分野の学びだったこと、また意識の高い方々に巡り合えたことが大きかったと思います。
② 物事を長期的な単位で捉えられるようになった
これまでは、短絡的に考えてジャッジしてしまうことが多かったのですが、長期的な視点で捉えられるようになり、例えば失敗したり上手くいかない事があっても「これは過程だ」と思えるようになりました。
③ 問題が起こった時に冷静に判断できるようになった
様々な背景を考えて、いくつかの角度から物事を見て、考えるようになりました。
④ 結論と根拠を考えるようになった
以前は、直感や感覚的に頼って判断する事が多かったのですが、よく考えるようになりました。
7. 論理的思考
上記を総称すると「論理的思考」が鍛えられたのだと感じています。
特に心理学実験実習と卒業研究でのレポート作成経験が役にたっていると感じています。
筋道をたてて、一つ一つまとめ、更にその流れを作って行く。
結論と根拠を明確にし、自論は極力避け、「考察」という形で調べたものを含めて良く考えて物事明らかにする。
8. 学びを続けて仕事に活かす
とにかく、学ぶという事の楽しさを存分に味わいました。
「試験の為に」とか「資格を取る為に」とかではなく、心から「学びたい」と純粋に思える学びは、とても楽しいという事を知りました。そしてこの学びは、必ず仕事や人生に活きていくと確信しています。
これからも興味があるものは、臆することなく学び続けて行きたいと思います。