《暮らしもこころも整える》くらこことっと 代表の久保かをるです。
※こちらの投稿は、ご本人の了承得て公開しております。
《ファーストコンタクト》
3月のある日、ビジネス携帯に見知らぬ男性から連絡が入りました。
なんでも発達障害支援施設の職員の方から紹介され、私の仕事に興味をもったので是非、話をしたいとの事でした。
約束をして 後日オフィスに来て頂きましたが、私の所に訪ねてくるのは、発達障害のお子様を持つお母様、起業仲間、年配の営業職の方、あとはメディアの方くらいで、30代の男性が訪ねてくることは初めてでした。
彼は、32歳 ひゅうま君(仮名)。
【診断名】
ASD (広汎性発達障害)及び
ADHD (注意欠如・多動性障害) 2級
【症 状】
強度の不安、恐怖感、遂行機能障害、注意障害、相互的な社会関係の質的障害、コミュニケーションのパターンにおける質的障害、限定した常同的で反動的な関心と活動
【五感の敏感、鈍感】
服のタグが気になる、匂いが気になると集中できない、普通の人より明るさの刺激を感じやすい、掃除機の音で神経が興奮してイライラしてしまう
【精神疾患】
不安を感じやすい
【体調の変化】
天気が悪い日が続くと内向的になる
【常用薬】
コンサータ 54㎎ (効果と副作用)
【経 歴】
高校は 県内でも有数な進学校卒業
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都内の大学に進学をするが中退してアルバイト生活
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帰郷しある企業の企画の仕事に就く
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会社を辞めイラストレーターとして自営業
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再び 都内の会社に入社するが激務で体を壊し退社
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仕事が続かず2年ほど引きこもり
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発達障害ではないかと自覚し
支援センターへ連絡
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医療機関でASDとADHDと診断される
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発達障害就労移行支援で支援を受け
2018年4月 ~ 再就職
私の所に来た理由は、4月に自宅が引越しをすることになった。物を整理しなければならないのだけれど、どうしたら良いかわからない。
発達障害者向けの片づけの仕事をしていると聞いて 興味を持った。自分をモニターとして、片づけのサポートをしてほしいと事でした。
私自身も「発達障害住環境インストラクター」といえども、まだまだ事例は少なく、是非、お手伝いが出来ればと快諾いたしました。
そして No.2《ひゅうま君とのおしゃべり》 へつづく